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お肌の毛穴づまりは黒ずみや肌荒れ、ニキビの原因になります。実はこれ、顔だけでなく頭皮も同じこと。古い皮脂や汚れの洗い残しで毛穴がつまると、頭皮ニキビ、頭皮臭、かゆみ、フケといったトラブルの元になります。毎日のケアで落としきれなかった皮脂や汚れは、週に一度のスペシャルケアできちんとリセットしましょう。
頭皮トラブル解消から美髪まで、オイルクレンジングの効果とは
オイルさえあれば自宅でもできるのが、オイルクレンジング。
「オイリー肌なのに、オイルをつけて大丈夫?」と不安かもしれませんが、フェイス用のオイルクレンジングがあるように、皮脂とオイルはなじみやすく、汚れや余分な脂を浮かせてとってくれるのです。
頭皮クレンジングは、きちんとおこなえば、これらの効果を期待できます。
・ 毛穴すっきり、頭皮トラブル解消
・ 血行が促進され、ハリ、コシのある髪を育てる
・ オイルの栄養が頭皮に浸透し、ツヤのある髪へ
・ 頭皮マッサージでリフトアップ
目で確認しづらいのでおろそかにしてしまいがちですが、頭皮も顔と同じように、きちんとケアしてあげましょう。
頭皮クレンジングにおすすめのオイルは?
オイルにはいろいろな種類と特長があります。手ざわり、原料臭や使い心地など、自分が心地よいと思えるものを探しましょう。大切なのは、添加物の入っていない、スキンケア用のオイルを選ぶこと。ボトルや箱の裏面に記載してある成分表示を確認してください。
ホホバオイル
“自然のなかで人の皮脂にいちばん近いオイル”と呼ばれるほど、皮膚によくなじみます。保湿力にすぐれ、頭皮の皮脂バランスを整えてくれます。栄養もたっぷりで抗酸化作用もありますが、精製すると一部の栄養価がそこなわれてしまうので、オーガニックのものがよいでしょう。
椿油
古くから日本女性のツヤのある黒髪を保ってくれた椿油。オレイン酸が豊富で、高い保湿力とともに美髪効果もあります。べたつきを感じるときは、二度洗いなどでよく洗い流しましょう。
馬油
肌に浸透しやすく、しっかり汚れを落としてくれるほか、殺菌作用があり、頭皮の血行を促してくれます。動物性の独特の匂いがあるので、匂いに敏感な人はサンプルなどで確かめるようにしてください。
オリーブオイル
料理に使うのが一般的ですが、オレイン酸を含み、保湿効果もじゅうぶんです。食用オイルは精製や化学的加工をされていることが多いので、スキンケア用のエクストラバージンオイルを選びましょう。
アルガンオイル
モロッコのアルガンツリーの種子からとれる貴重なオイルで、アンチエイジングオイルとして注目を集めています。サラッとした使用感で使いやすく、頭皮をやわらかく保ってくれます。アルガンツリーが年々減少しており、他のオイルと混ぜた配合品や低品質な商品もでまわっているので注意が必要です。
正しいクレンジング方法をマスターしましょう
いくつかのポイントをおさえておけば、オイルクレンジングは難しくありません。正しい方法を覚えて、きちんと効果をだしましょう。
(1)乾いた髪をブラッシング
頭皮クレンジングのタイミングは、「シャンプーの前」が基本です。乾いた髪を、ほぐしながらブラッシングしましょう。これで髪の埃や細かなゴミは落とせます。
(2)オイルを頭皮になじませる
500円玉くらいの量のオイルを頭皮ぜんたいにのばし、指でやさしく円を描くようにオイルをなじませます。軽くマッサージをすると、血行がよくなり、頭皮がやわらかくなります。
(3)ぬるめのお湯で洗い流す
せっかく古い皮脂や汚れを浮かせても、オイルが頭皮に残っていたら毛穴づまりを悪化させてしまいます。ぬるいと感じるくらいのお湯で、指でやさしく揺するようにして頭皮全体をよくすすぎましょう。
(4)シャンプーでやさしく洗う
低刺激のシャンプーで、マッサージ洗いをします。クレンジング後の頭皮は、敏感で刺激を受けやすいので、ゴシゴシ洗いはNGです。
(5)頭皮を保湿する
皮脂をごっそり取った頭皮は乾燥しがち。でも乾かさずに放っておくと雑菌が繁殖してしまいます。ドライヤーでよく乾かしたあと、スカルプエッセンスでうるおいをチャージするのもおすすめです。
オイルクレンジング、気をつけたい3つのポイント
せっかくのスペシャルケアなのに、正しくケアしないと効果がないばかりか頭皮トラブルをおこす可能性も。オイルクレンジングをする時には、次のことに気をつけましょう。
頻度は、週に一度
つややかな髪をつくり、すこやかな頭皮を保つのに皮脂は必要です。皮脂をとりすぎると乾燥や炎症の原因になり、髪もパサついてしまいます。頭皮クレンジングの頻度は、多くても週に一度にしましょう。
ピュアオイル(100%オイル)を選ぶ
あくまで目的は頭皮に残った汚れや皮脂をとること。家にある適当なオイル配合商品で代用すると、頭皮に刺激になったり、十分な効果がでないこともあります。
× フェイス用のクレンジングオイル
メイクの油分を落とせるように調整、配合してあるため、皮脂をうばいすぎてしまいます。
× ヘアオイル
市販のヘアオイルは髪の指どおりを良くするために添加物が配合されていることが多いので、頭皮クレンジングには不向きです。
× 食用オイル
精製や加工、管理の方法がスキンケア用と異なります。
オイルの保管方法
オイルは空気にふれると酸化してしまいます。キャップをしっかり閉めて、直射日光のあたらない、温度変化のすくない場所に保管しましょう。また、湿気に弱いため、お風呂場におきっぱなしはNGです。
植物オイルでもお肌との相性があるので、頭皮の状態を見ながらクレンジングしましょう。
週に一度、ひと手間のスペシャルケアで、頭皮にも髪にもごほうびを!
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