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どうして白髪になるのかは、現代の科学をもってしても完全に解明されているわけではないのが現状です。
そもそも白髪というのは、髪の黒色を作っている〝メラニン〟という色素が何らかの理由で枯渇してしまい、黒色を作れなくなることで、色が白くなる現象のこと。
ですが、ひとくちに白髪には大きく分けて2タイプあることがわかっています。そこで、美容師で毛髪診断士でもある大谷猶子(なおこ)さんに伺いました。
自分の白髪のタイプを知る
大谷 「1つはカラダのバランスが崩れることで白髪になるもの。カラダといっても、体調だけでなく、ホルモンやメンタルなど、心身のバランスを指しています。よく『強いストレス状態さらされると、髪が一晩で白くなった』などと言われたりすることもありますが、一時的なバランスの崩れで起こるタイプです。この場合は、また黒髪に戻れる可能性が残っていると言われています」
大谷 「もう1つのタイプは加齢によるもので、メラニンの寿命がつきたと考えられているものになります。このタイプは、残念ながら元に戻ることはないと言われています」
やっかいなことに、自分に今出てきている白髪がどちらなのかを判断することは難しいそうです。
ただ、髪の毛1本の中で、黒と白がまだらになっている場合は、元に戻る可能性が考えられるとのこと。
そのほか、両親の白髪具合を確認してみるのも一案です。白髪は遺伝の影響を強く受けているもの。そのため、父親か母親のいずれかと同じような年齢や場所に出ることが予想されるからです。
一度、この機会に、自分の白髪を観察してみるのもいいかもしれませんね。
→ 「白髪染めは頭皮に良い?悪い?vol.2 」へ
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