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ヘアカラーの負担を軽くするナチュラルなヘアケアの可能性(前編)
衣食住においてナチュラルなものを選ぶ人が増えてきている一方で、自分らしくお洒落を楽しむにはケミカル要素と切り離しがたいヘアカラーだけは外せない…と感じている方は多いと思います。とくに白髪染めとしてヘアカラーをされている方は、年齢とともに頻度も上がってくるので髪や頭皮への負担が気になりますよね。今回は、ヘアカラーの持ちを高めて、頭皮を健やかに保つことも諦めたくない方に、ナチュラルなヘアケアができることをまとめてみました。
ヘアカラー後は洗浄力の穏やかなシャンプーを
ヘアカラーには大きく分けて3種類あり、1つめは最もメジャーな永久染毛料と呼ばれるヘアカラーです。有効成分を髪に浸透させ、内部のメラニン色素を脱色、浸透させた染料の色素を酸化反応によって発色させるというプロセスを経るカラー剤です。白髪も黒髪もしっかりカラー剤の色に染まるのが特徴。2つめは、半永久染毛料と呼ばれるヘアマニキュアやカラートリートメント。髪の表面をコーティングして色づけるタイプのカラー剤で、白髪はカラー剤の色みに変化しますが、黒髪を明るい色に変えることは不可能です。そして3つめが、伸びてきた白髪のリタッチ染めなどに便利な1DAYで落とせるスプレーやワックス、ヘアマスカラなどです。
永久染毛料のヘアカラーは色バリエが豊富で、色持ちも良いのですが、実際は永久染毛ではなく色落ちが起こります。自前のメラニン色素と入れ替えた染料の色素は、現在の技術では完全な定着が難しく徐々に色が落ちていきます。色持ちの原因として考えられる理由はいくつかありますが、第1位はシャンプーです。ヘアカラーはキューティクルを薬剤で開いて内部に染料を浸透させるため、洗浄力の強いシャンプーで髪を洗っていると、よりキューティクルの隙間から色素が流出しやすくなります。そのためヘアカラー後には、アミノ酸系洗浄成分などを採用している洗浄力の強すぎないシャンプーの使用をぜひ選択肢に入れてみてください。
また、ヘアサロンではできるだけ頭皮にダメージを与えないよう配慮しながらカラー剤を塗布しますが、頭皮への影響が皆無というわけではありません。アミノ酸系の洗浄成分と併せて、頭皮の健やかさを促すような植物成分なども配合されているナチュラル成分のシャンプーを使うことは、ヘアカラーによる頭皮のダメージ回復にも貢献してくれます。
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