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顔や体の肌が乾燥しやすいと乾燥しやすい髪が生える?!
夏はそうでもないけれど、冬になると肌のカサツキに悩むという方は、頭皮の乾燥度も同様に上がっています。
フケの発生は乾燥がかなり進んだサインといえますが、その前段階として潤い不足の脆弱な髪が生えやすくなっている可能性は大。
そのため、ヘアケアでは汚れをきちんと落としつつ、頭皮や髪を保護してくれている皮脂を奪いすぎない洗浄力の穏やかなシャンプーを使うことは基本中の基本に。プラス、髪はケラチンというタンパク質からできているので、食生活でタンパク質をきちんと摂る、美髪づくりに必要なミネラルとして亜鉛やシリカをサプリメントなどを活用して補うことも美髪実現には必要なケアです。
必要な水分をキープしたまま
汚れを落とす2in1アミノ酸シャンプー
ヤシ油由来のアミノ酸洗浄剤でやさしく洗い上げる弱酸性のノンシリコンシャンプー。オーガニックホホバオイルが髪と頭皮にうるおいを与えるので、コンディショナー不要でもうるおいのある髪に。
そして栄養面と併せて、育毛エッセンスを塗布して頭皮マッサージをする習慣も、血行を高めて芯がしっかりした水分保持力の高い髪を育むために役立ちます。ただし、新しい髪が生えるまでに約3ヶ月はかかるので、日々の洗髪と乾燥の繰り返しの中でいかに髪に負担をかけないかも考えていきましょう。
毎日使うドライヤーはマイナスイオンの効果で静電気を中和するものなど、高機能なものを新調するのも対策の1つ。とはいえ、低温で髪のキューティクルがめくれ上がらないよう髪の根元から毛先に向かって風を当てるなど、乾かし方ひとつでもダメージの度合いは下げられます。
室内環境そのものの湿度を上げる加湿の工夫も大切
どんなにアウターケアやインナーケアを頑張ったとしても、居住する室内環境そのものが極度に乾燥しているうちは、水分が蒸発し続けるのでイタチごっことなります。エアコンの使用率が高い場合は加湿器の導入がおすすめですが、暮らしの動きの中で加湿する方法もあります。洗濯物は、寝室などに部屋干しすれば寝ている間の空気の乾燥度を下げるのに役立ちます。
日中は、カーテンがほんの少し湿る程度に水霧吹きをするのもおすすめです。
また、入浴後は浴室のドアを開けておく、フタをせずにお鍋でお湯をわかして湯気を放つといったよりアナログな方法もあります。
自分の体に対してだけでなく、空気への水分補給も念頭においておくと、加湿のタイミングを増やせるように思います。塵も積もれば…の精神で潤い豊かに冬を乗り越えて美髪を育んでいきたいですね。
いしずか久見子 Kumiko Ishizuka
セルフケアコンシェルジュ
美容ライター(石塚久美子名義)として長年に渡り先端の化粧品や健康法、メイクアップアーティストや化粧品開発者等の取材を経験。執筆の傍ら、皮膚の生理機能や新陳代謝、姿勢の重要性を感じ、タイ式ヨガといわれる“ルーシーダットン“を学び講師として活動。スキンケアや食の見直しなど、セルフケアで自身の敏感肌を改善した経験から、近年は栄養医学を学び栄養医学指導の資格も持つ。
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