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女性ホルモンのバランスが乱れる3つのタイミング
女性ホルモンのバランスの乱れが起こるタイミングは、産後、更年期、強いストレスを受けたり性疲労の状態になった時です。
産後の女性が経験者が多い「産後脱毛症」は、女性ホルモンのバランスの乱れから抜け毛が増え、さらに授乳による睡眠不足や栄養不足で細く抜けやすい髪しか育めない状況が重なることから起こります。そして30代半ばのエストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌のピークを過ぎると、徐々に髪の潤い保持力やハリ・コシが低下していきます。
40代以降で、更年期の兆しとともにクリニックに薄毛について相談した場合、多くは女性ホルモンの減少と頭皮の血流低下による「びまん性脱毛症」か「女性男性型脱毛症」に該当することが予想されます。
女性ホルモン、血流促進、栄養を意識して美髪をキープ
人生80年時代から人生100年時代へ。現代女性の多くが、閉経を迎えてから30〜40年間ほど生きるようになりました。そう考えると薄毛の相談数が増えるのは当然の成り行きでもありますが、同時に薄毛を防ぎ、進行させないための情報や手立ても増えてきています。ただ基本の基として大切なことは、30代半ばを過ぎたら心身ともに無理をしないことです。
東洋医学では、髪のことを「食べた栄養分が血液によって全身に行き届いた後の余りでつくられるもの」という意味で血餘(けつよ)と呼びます。
栄養素をきちんと摂取吸収できているか、体をつくり修復する睡眠の質なども定期的にチェックし、毛細血管の血流を低下させる飲酒や喫煙は控えめに。また、40代以降は大豆イソフラボンやザクロエキスといった女性ホルモン様の成分を試したり、漢方の活用も更年期症状を軽減するアプローチとして有効です。
日々のヘアケアにおいては、毛根にしっかり栄養を届かせるために頭皮の血行促進を習慣に。おすすめは育毛エッセンスを取り入れることで、血行促進のための成分だけでなく、女性ホルモン様の植物成分なども配合されているとより頼もしいです。
和漢植物エキスを贅沢配合
育毛スカルプエッセンス
3つの有効成分や和漢植物エキスをたっぷり、濃縮配合。植物のチカラを逃さない独自の浸透レシピで、ハリコシある黒髪へ。
シャンプー時には頭皮をしっかりと揉みほぐし、ストレートヘアの方については朝のブラッシング習慣をプラスするとなお良しと思います。 日進月歩の医療を持ってしても、更年期に突入して薄毛が深刻化してからの女性ホルモン補充療法では、残念ながら若い頃のような髪質とボリューム感を取り戻すことは難しいそうです。しかし日頃から頭皮の血流を良くするケアを行っていると、ハリ・コシのある艶やかな髪質やボリュームが維持されやすいことがわかっています。
予防は治療に勝る。
心地よく使える育毛エッセンスを見つけて、ぜひ「良いうちから養生」を始めていきたいですね。
いしずか久見子 Kumiko Ishizuka
セルフケアコンシェルジュ
美容ライター(石塚久美子名義)として長年に渡り先端の化粧品や健康法、メイクアップアーティストや化粧品開発者等の取材を経験。執筆の傍ら、皮膚の生理機能や新陳代謝、姿勢の重要性を感じ、タイ式ヨガといわれる“ルーシーダットン“を学び講師として活動。スキンケアや食の見直しなど、セルフケアで自身の敏感肌を改善した経験から、近年は栄養医学を学び栄養医学指導の資格も持つ。
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