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スペシャルな予定はなくても、ちょっと気持ちが浮きたつ、もうすぐクリスマスですね。
この時期になると、人気のオモチャは争奪戦。お店に並んだり、ネットで在庫を探しまわったり、現代のサンタクロースも楽ではありません。
いったい、いつごろから日本にサンタ制度が侵入してしてきたのでしょうか。
明治33年、子ども向けに書かれた物語に、その者はおりました。
このサンタクロース、置き手紙で「北國の老爺 三太九郎」と名乗ります。
三太、九郎。
長いあごひげ、衣装、ハンディサイズのもみの木と、ポイントはおさえています。
ただ、小柄なロバのせいか杖のせいなのか、“三太、苦労”と言いたくなるような悲哀がただよいます。老爺には“おやぢ”とルビがふってあり、もはや頭に浮かぶのはサブちゃんです。
じつはこの九郎さん、命を救われた「井口五平」なる人物が扮装して恩返しにくる、というストーリー。洋服や靴、お金、オモチャはもちろん、米俵までかついできて、かさこ地蔵ばりの大サービスぶり。
大正に入るとさらにクリスマスを祝う習慣が広まります。サンタクロースも、信仰という土台のない日本に順応し、プレゼント配達人または変装した恋人として定着していくのです。
さて、サンタクロースから手紙がもらえることをご存知ですか?
フィンランドのロヴァニエミというところにあるサンタクロース村。インターネットから申し込むと国際郵便で手紙が届くサービス(有料)があります。
サンタクロースからの手紙
https://santa-tegami.b-wares.com/
サンタクロースから自分宛に手紙が届いたら、大興奮まちがいなし。
まだしばらくはサンタさんを信じるピュアボーイ、ピュアガールでいて欲しい、という方はぜひ。
ただし、嬉しさのあまり幼稚園や学校で「サンタクロースから手紙きた!」と言いまくり、その結果、サンタの真実を知るというリスクもありそうですのでご慎重に!
みなさま、メリークリスマス。
NATTA ナッタ
週末ライター
都内在住、愛犬中心の暮らしを送る40代ライター。
得意分野は、雑学、昭和レトロ。
今の目標は、愛犬が走りまわれる庭つきレトロ物件に住むこと。
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