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こんにちは、[からだリセット]料理人の中島芙美枝です。
毎月第一金曜日、表参道のコミュニティサロン「Grenier(グルニエ)」にて、完全予約制で「からだを整えるお弁当の会」を開催中。
自然栽培のお野菜や手作りの発酵調味料をつかって、体調をととのえるお弁当をつくります。
めぐる季節
立夏を迎え季節がまた移り変わっていきますね。
今年は新緑の季節もあっという間に過ぎ去り、梅雨時期に入ろうとしています。
なかなかお天道様にお目にかかれず、じとっと肌に張り付くような湿気を感じる。
決して気持ちがいい!とは言えない季節です。
そんな今にぴったりの乾物や梅干しを摂り入れたお弁当に仕上げました。
5月の「からだを整えるお弁当」メニュー
養生おかず
食養生の世界では「牛蒡の梅煮」という有名なレシピがあります。
牛蒡を梅干しとお水のみで何時間もコトコトと煮込むもので、体を温め、老廃物を流してくれると言われています。
今回は、ごぼうを梅干しで煮込まずにさっぱりと梅酢に漬けて、梅酢漬けにしました。
梅煮とは少し違いますが、今の季節にはクエン酸やミネラルたっぷりの梅酢が体に染み渡ります。
太陽のエネルギーをいただく
そして、体に湿気がたまりやすい季節に備えて、乾物を積極的に頂きます。
切干大根は歯ごたえを残したまま、パセリやミント、セージなどのハーブと一緒にマリネに。
高野豆腐はすりおろしたものをまとめて油であげてしんじょうに。
日照時間が少ない梅雨時期に、太陽を浴びた乾物を摂り入れることで、エネルギーをいただくと言われています。
また、夏の暑い時期を前に傷みがちな乾物を整理することにもなります。
昔ながらの習慣だそうですが、自然の摂理に従っているなぁと感心してしまいます。
さて、来月は梅雨真っ盛りとなりそうです。
6月は梅の季節。
梅干しや梅酢をたっぷり使ったお弁当になる予定です。
《終了しました》中島さんの【からだを整えるお弁当の会】は、毎月第一金曜日ランチ(11:30~14:30)開催。
Grenier |
中島芙美枝
料理家
北海道生まれ。ニューヨーク、東京でのメディア会社勤務を経て、食の道へ。やまと薬膳オオニシ恭子師に食養を学ぶ。
美味しく、楽しく、美しい、「ほんもの」の食を提案する。「atelier MARU」より、自然栽培のお野菜と手作りの調味料を使ったお弁当やケータリング、社食、料理教室、コラムの執筆など活動。毎週火曜日代官山、毎月第一金曜日表参道にてランチを提供。
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