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目からウロコのドライヤー術!vol.2 【髪と頭皮の基本の”き”】

目からウロコのドライヤー術!vol.2 【髪と頭皮の基本の”き”】

ドライヤーでの正しい乾かし方って?

皆さんは、どうやってドライヤーで乾かしていますか?

髪の根元から? それとも髪の真ん中くらいから?

意外と知られていない、ドライヤーの正しい乾かし方について、ヘアサロンを経営されていて、かつ毛髪診断士でもある大谷猶子さんにお話をお伺いしました。

- 乾かすときの順番はありますか?

大谷さん 「〝根元から毛先に向かって乾かす〟ことが、乾かすときのポイントです。まず地肌をしっかり乾かし、次に髪の根元を乾かす。そして毛先に向かって乾かしていきます」

- その理由は?

大谷さん 「なぜかというと、地肌から乾かしていかないと、髪の内側に水分が残ってしまうため、髪が広がってしまったり、ヘアスタイルがくずれやすくなります。また、地肌をきちんと乾かさないと頭皮の常在菌のバランスもくずれてしまうため、ニオイやかゆみの原因にもなりかねません。根元から毛先に向かって順に乾かすことで、キューティクルがキレイに重なり、髪が美しく見えます。」

-風量はどうしたら良いですか?

大谷さん 「およそ80%を最大の風量で乾かします。残りの20%を風量を落として整えていくのが目安です。きっちり乾かすと寝癖もつきにくくなるんですよ」

ドライヤーのかけ方

ドライヤー戦国時代! どう選ぶ?

そして、今や〝ドライヤー戦争〟時代。
高機能なドライヤーが数多く登場し、乾かすだけの機能ではなくなってきています。
髪質やどんなスタイリングをしたいかで、ドライヤーを選ぶ時代なのです。

そこで、大谷さんに選び方のアドバイスをいただきました。

大谷さん  「たとえば、もっと髪にボリュームが欲しいなという方や、クセ毛を活かしたいという方には、乾かすことに特化した今までのようなドライヤーが適しています。ですが、ボリュームダウンしたい方や、スタイリングをしないで乾かしたい方は、ナノイオン系やバイオプログラミングなどの高価格帯のドライヤーがオススメです。また、時短で乾かしたいという方には大風量のものも出ていますので、そんなタイプを選んでもいいでしょう。ドライヤーと一言でいっても多種多様になってきているので、販売店などでじっくりアドバイスをもらいながら、選んでみてくださいね」

買い替えのタイミングだったり、新しいタイプを試してみたいという方は、ぜひさまざまな機能を調べて、髪質やなりたいヘアスタイルにあわせて選ぶのも、髪を美しく保つ秘訣。ただ乾かすだけでなく、意図をもっと乾かすことをお忘れなく!

前回の記事 →目からウロコのドライヤー術!vol.1 【髪と頭皮の基本の”き”】

ドライヤーの熱から髪を守る植物性トリートメント

大谷猶子さん

お話を伺ったのは…
ヘアスタイリスト・毛髪診断士 大谷 猶子(おおたに なおこ)さん
完全予約制のヘアサロン「Hair Orutane」代表。都内美容院に勤務後、NYのヘアサロンに勤務。帰国後は、雑誌、広告などで活躍。管理理容師免許、欧米コスメトロジーライセンス、アーユルヴェーダディプロマを持つ。日本毛髪科学協会会員でもある。

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