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風が冷たいと、温かいおやつが嬉しいですよね。
「養生あんこ」は、一般的な「あんこ」のイメージとは違うかなと思って、命名してみました。甘みよりも塩気と風味でいただく養生あんこですが、小豆以外の材料はお好みでアレンジしてくださいね。
体をあたため、血行を促進する食材
松の実はなかなか手に入りにくいでしょうから、入れなくても大丈夫です。とはいえ、松の実は「1日3回、毎日食べ続けると仙人になれる」とことわざがあるほどの栄養豊富な種子。本当に仙人になれるかどうかはさておき、松の実が手に入ったときは、ぜひお試しください。
今回使った「小豆、みそ、くるみ、ごま、松の実」は体を温め、血行を促進する作用があります。ですので、寒さが極まるこれからの季節には特にオススメの素朴なおやつです。このレシピでは滑らかにして使用していますが、フードプロセッサーやミキサーをお持ちでない場合はすり鉢で荒く潰す程度でも違った食感を楽しめますよ。
豆腐だんごと養生あんこのレシピ
(作りやすい分量)
豆腐だんご
団子粉 100g
絹ごし豆腐 100g
養生あんこ
小豆(乾) 100g
塩 適量
くるみ 30g
黒ごま 20g
松の実 20g
みそ(白みそ) 小さじ1
(黒砂糖、シナモン、きな粉などお好みで)
豆腐だんご
- 絹ごし豆腐と団子粉をボウルに入れ、生地が馴染むまでよく混ぜる。
- ①の生地を小さめに丸め、真ん中を凹ませる。
- 沸騰したお湯で②を茹で、浮き上がってきたら3分ほど待ち、すくい上げ、冷水にとり、軽く水を切る。
養生あんこ
- 小豆を炊く。このとき砂糖は入れず、塩で薄めに味を付ける。
- くるみ、みそ、ごま、松の実をフードプロセッサーで滑らかな状態にする。
- ①の鍋に②を加え、よく混ぜて味を馴染ませる。このとき味を整える。
- お皿に豆腐だんごと養生あんこを盛り付けて、召し上がれ。
お好みでシナモンやきな粉をかけても美味しいです。
レシピのアレンジ
「豆腐だんご」は一般的なおだんごよりも柔らかく仕上がります。
今回のようにあんこと一緒に召し上がっていただくのもいいですが、汁物に入れたり、肉みそあんをかけたりしていただくのも美味しいですよ。また、生地にかぼちゃやさつまいものペースト、抹茶を入れても楽しめます。お好みのアレンジを探してみてくださいね。
今回の基本のレシピにはお砂糖は使いませんが、甘みが足りないと感じる場合はお好みで黒砂糖をほんのり足してみるのもいいでしょう。
このときの黒砂糖はぜひ本物をお選びくださいね。ちなみに、白砂糖は体を冷やす働きがあります。「冷えは万病の元」と言いますし、心も体もぽかぽかと過ごしたいものですね。
管理栄養士 芝 貴和子さん | |
グルテンフリーやシュガーフリーなどのカラダに優しく、美味しい低糖質スイーツのレシピを考案。簡単で、気軽につくれるレシピが多い。 |
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