髪を入り口に、すこやかで心地よく、
美しく生きるためのヒントをお届け
こんにちは。
子どもの「心の安全基地」を3歳までに創る!“脳心育(のうしんいく)スキンケア”アカデミーを主宰している長田 和歌子です。
私は、自身が幼少期よりアトピー性皮膚炎を患い、痒みと格闘したことや、同級生にからかわれた経験があります。
「そんな経験を我が子にはさせたくない!」という想いから、肌をすこやかにたもつ方法はないものか…と模索してきました。
そのなかで出合ったひとつの方法が“スキンケア”だったのです。
赤ちゃんからのスキンケアの基本を知ることで、育児中の皆様のお役に立てればうれしいです。
子どもの肌には“脳”がある
「子どもの肌に脳がある」なんて、みなさんはご存知でしたか?
私がいちばん初めにベビースキンケアを教え始めたのは、今から7年前ですが、当時、そんなことはまったく知りませんでした。
ですが、今では、スキンケアやタッチケアなどで、肌に触れることが子どもの脳の発達を促すという論文が数々出ています。
これは我が子のケースとなりますが、生まれたときからずっとスキンケアをしてきています。
もちろん、我が子は1人なので、スキンケアをしてこなかった場合というのはわかりませんが、赤ちゃんの頃は特に、朝晩、そしてオムツを変えるたび、手を洗ったら…など、1日に何回も子どもの肌に触れてきました。
そうすると、甘えん坊なのだけれど、安心して離れるときは離れて、興味をもったものに一目散に走って行ったり、誰に対しても腕の中に飛び込んでいったり、笑顔が毎日たくさん見られたり…と、様々な頼もしく、微笑ましい場面に遭遇してきました。
皮膚と心はつながっている
もしかして肌に触れることには、健やかな肌を育む以上の効果があるのかなと思っていたところに出会ったのが、「子どもの肌には脳がある」と言った内容の論文や書籍でした。
肌と脳は「外胚葉」という、もともと受精卵から分化していく根っこが一緒であること。
肌から感じる刺激はダイレクトに脳につながり、伝わっていること。
このダイレクトな刺激が、脳全体を刺激し、感情面の発達を大いに促していることが科学的に、でもとてもわかりやすく書かれていました。
なでなでして免疫力UP!
しかも! 肌を「なでなで」されると、心拍数が下がる=不安が減り、落ち着き、癒されるというデータや、肌が心地よさで包まれていると免疫力が上がるというデータまであるのです。
なんとなく、実感としてあったことがちゃんと科学的にもわかっていると、なんだかとってもスッキリとした気持ちになりました。
やっぱり肌にたくさん触れるスキンケアには美肌だけでなく、子どもの情緒を育む力がある!そう確信させてくれた発見です。
前回、スキンケアの時間は、親子のコミュニケーションの時間と書きましたが、
脳を育んでいるという意識をもって行うと、またスキンケアを行うモチベーションになりますよね。
ぜひ肌が未熟な子どものうちは続けてみてください。
長田 和歌子(ながたわかこ)さん「脳心育スキンケア・アカデミー」主宰、美容エディター
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