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まだまだ続く暑い日々。頭皮がかゆくなると、明日のことを考えるだけでもイヤになる…。そんなことはありませんか。
とくに汗をかく季節はかゆみが増しやすくなります。頭皮がかゆくなるメカニズムを知って、汗をかいてもかゆみを引き起こさない頭皮を目指しましょう。
汗をかくと頭皮かゆい!その原因とは
暑い時期やスポーツの後など、汗をかくと頭皮がかゆくなることがあります。
その原因は何なのでしょうか?
(1)汗の刺激
汗が頭皮に刺激を与えることで、ピリピリとしたかゆみを感じることも。
もともと頭皮に掻き傷があったり、アトピーで頭皮に炎症がある場合にはとくに汗の刺激を受けやすくなります。
(2)汗で頭皮が蒸れる
帽子やヘルメットの着用によって、汗で頭皮が蒸れ、頭皮に雑菌が繁殖し、かゆみの原因になります。
(3)毛穴が詰まって炎症
汗や皮脂が原因で毛穴が詰まり、炎症が起きてかゆみを引き起こすことも。
汗だけじゃない!頭皮のかゆみの原因
汗のほかにも、頭皮のかゆみの原因になるものがいくつかあります。
(1)間違った洗髪方法
× シャンプーを泡立てず、直接頭皮に乗せて洗う
× シャンプー時、爪を立てて頭皮を洗う
× シャンプー後のすすぎが足りない
× 洗髪後にきちんと乾かさない
(2)シャンプーが合っていない
× シャンプーの成分が頭皮に合っていない
× 頭皮タイプに合わないシャンプーを使っている
(3)皮膚病の可能性
・脂漏性湿疹
脂漏性湿疹は、皮脂分泌の多い部位に、湿性のあるフケを伴う湿疹がでる症状です。
重症化する前に医療機関(皮膚科)を受診することが大切です。
・シラミ症
頭髪に寄生するアタマジラミは、ヒトや衣類などを介して感染します。
感染すると頭皮に強いかゆみを引き起こします。
・あせも、ニキビ
あせもは大量の汗が皮膚にたまることで、かゆみを伴う湿疹を引き起こします。
また、毛穴が詰まることでニキビとなり、それらがかゆみの原因になります。
(4)頭皮が乾燥している
頭皮が乾燥すると、皮脂膜や角質がはがれ、外部からのちょっとした刺激にも敏感になります。
はがれた角質はフケとなり、フケが多くなることで細菌が繁殖したり、毛穴に詰まったりして頭皮ニキビや炎症、抜け毛などの頭皮トラブルの原因にもなります。
今日から自宅でできる、かゆみ対策
放っておくと深刻な抜け毛をひきおこすかゆみ。
一時的に症状をおさえても、原因をとりのぞかなければ再発してしまいます。
どれも自宅でできる、身近なこと。しっかり対策をたてていきましょう。
(1)髪の洗い方をかえてみましょう
□ お湯の温度は「ぬるい」くらい、予洗いは長めに。
熱いお湯は必要な皮脂まで奪って乾燥が進みます。
□ しっかり泡だて、指の腹でマッサージ洗いを。
かゆいときでも爪はたてず、ゆっくり揉み洗いしてください。
シャワーの水圧に頼らず、指で髪をとかしながら、念入りにすすぎましょう。
□ 雑菌が繁殖しやすく、かゆみや臭いの元になる自然乾燥、生乾きはNG。
ドライヤーで髪の根もとから、しっかり乾かしましょう。
(2)シャンプーをかえてみましょう
頭皮に優しい低刺激のシャンプーを選びます。
強すぎる洗浄成分のシャンプーは、必要以上に皮脂を取りすぎてしまい、頭皮を乾燥させ、頭皮トラブルの原因になります。
洗浄力のマイルドな弱酸性、アミノ酸系のものを選ぶとよいでしょう。
頭皮のかゆみを防ぐ2つの対策。正しい洗髪方法とシャンプー選びのポイント
(3)ヘアスタイルをかえてみましょう
同じ方向に髪をひっぱりつづけると、かゆみの原因になります。
また、外気にふれている頭皮はかたくこわばりがち。
分け目をかえる、毎日髪を結んでいる人は髪をおろしてみるなどの工夫を。
(3)生活習慣をかえてみましょう
食生活の乱れ、睡眠不足、ストレス。
体に悪いことはとうぜん、頭皮にも悪影響。
仕事のあいまや寝る前などにほんの数分、柔軟体操をするだけで血行がよくなり、ストレス解消になります。
汗がひきおこすかゆみ、早めの対策と予防を
かゆみは抜け毛の原因になるばかりか、イライラして心の余裕までなくしてしまいます。
ストレスが頭皮の血行をさまたげるとヘアサイクルが乱れ、抜け毛がふえるという悪循環におちいります!
かゆみがひどい時には、皮膚科で薬を処方してもらったり、抗炎症成分が配合された頭皮用エッセンスでかゆみをおさえましょう。
その上で、ヘアケアや生活習慣をみなおし、身近なことから対策をすすめていきましょう。
by 美髪研究所編集部 | |
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